義務教育は人間を ”バカ” にする?
当たり前のように受けてきた義務教育の問題
『バカをつくる学校』ジョン・テイラー・ガット著 「義務教育は人間をバカにするために存在する?」 - 試験・身分制度の根深い害
ニューヨーク州の一人の教師によって書かれた、
学校教育がバカを量産する
ために存在する事を告発した本。
この本の中で、ロックフェラーからの書簡が紹介され、
『我々の夢は、人々が我々の作る型におとなしく
ゆだねることである。
我々は子供達を哲学者や、教育者、詩人や文学者、
芸術家卵や弁護士や医師、牧師や政治家を求めるわけではない。
そうした者はもう十分にいるから』
と述べている。
要するに上の命令に逆らわず、
単純労働をしてくれる労働者を大量生産するための教育、
そのために学校というのは存在する、とはっきりと語っている。
学校の問題点として、
子供の能力が伸びないような教育法、
子供が知的に興味を持たない方針を挙げているので注目。
①一貫性のなさ
自然界にはすべて意味があって存在する。
だが、1つの授業にしろ、1日の時間割にしろ
順序がめちゃくちゃで意味をなさない。
②クラス分け
年長者が年少者の面倒をみるのは自然な事。
社会に55歳の社員だけを同じ部屋で働かせることはありえない。
③無関心
興味を持たないように教える。どんなに興味がわいてもチャイムがなったらやめなくてはならない。
④感情的な依存
子供達は教師に褒められたい、怒られたくないと思うように依存させる。
教室の中では教師が支配者であるということを印象づける。
⑤知的な依存
何事も自分で判断せず、教師の指示を待つように教えられる。
彼らが何を学ぶべきか、彼らの人生に何が必要かなど
重要な判断はすべて専門家が行う。
優等生とは教師が示した考えにほとんど抵抗せず、
劣等性とは教師の示した考えに抵抗し、
自分でそれを決めようとする生徒のこと。
⑥条件つきの自尊心
自分の価値は専門家の意見で左右されると子供達に教える。
通知表の目的は、子供達に自分や親ではなく、
資格を持った専門家の評価を信じるように教えること。
自分にどれだけ価値があるのか、それは他人が決めること。
⑦監視
子供達に、いつも見張られていて、
教師の管理から誰も逃れることはできない、と教える。
宿題という授業の延長によって、
生徒の家庭生活にも監視の目を入り込ませる。
子供達にプライバシーは存在しないこと、他人は誰も信用できないことを教える。
そんな教育に順応した子どもは
「大人の世界に無関心」「集中力が長続きしない」
「未来に対する認識に乏しい」「歴史に関心がない」
「他人に対して残酷になる」「親しさや正直さを拒絶する」
「物質主義的になる」「依存的、受け身、新しい挑戦に臆病」
といった人間になる。
さらに、生きるのに必要といわれている
『読み書きソロバンは100時間もあれば学べる』
というデーターがあるそうだ。
劣等感を植え付けるこれまでの学校はいらない。
江戸時代の寺子屋の方が優れている。
アメリカでは、成績も良くなく、高等教育を受けるお金のない子供は
ドラッグ中毒になるか、うつ病になるか軍隊に入る、しかない。
で、教育を受けたとしても従順な大量生産の労働者になるしかない。
格差は無限に広がるわけである。
<転載終わり>
何も思わずに義務教育を終えましたが、
上記の7つの問題点の影響力は、年齢を重ねてもあります。
恐るべし義務教育!
最後まで読んでくださって有難うございました。